文ログ

自分のために書いてる駄文。絵は無いです。

仮面ライダージオウ32話

アギト回、めちゃくちゃ良かったですね。
賀集利樹さんのどこか飄々とした津上翔一っぷりがとても好きです。
以下ネタバレ感想と考察。

翔一くんの装着するG3や沢木哲也を名乗るくだりはシンプルに旧作ファンに刺さりましたね。
アギト変身シーンからの挿入歌〜ダブルトリニティはあまりにも熱すぎた…。
また、他オリジナルキャストのお二人もそこまで重要な役割ではなかったのにちゃんと出演してくれてとても嬉しかったです。

今回の話で出た物語の重要な要素は何と言ってもツクヨミの時間を操る能力の話。
それについてウォズとスウォルツからまた意味深なセリフが出てきました。
「本来、時間を操る能力は君にしか与えられていないはずだからね」とウォズ。
「あの女が俺と同じだということになるな」とスウォルツ。
ここのやりとりでいくつかわかったことは大体以下の通り。
①スウォルツの時間を操る能力は誰かから与えられたもの
②スウォルツは他の者にその力を分けることができる(ウールとオーラは恐くそれ)
③ウォズはスウォルツが何者かから力を与えられたことを知っていた
ツクヨミの過去や能力の出自は誰も知らない

現段階で推察するに、ウォズがスウォルツの能力の出自を知っていた風な発言をしたことと、そんな凄まじい能力を与えられる存在なんてかなり限られるということ踏まえると、スウォルツも元々はウォズ同様オーマジオウの配下で、以前にウールだかオーラがオーマジオウのことを「あのジジイ」呼ばわりしていたことを考えると、配下とは言ってもそれなりに近しい立場だったのかもしれない。
物語が進むにつれてスウォルツの底知れなさがどんどん深まっていくのは敵キャラが安っぽくならずとてもいい演出だと思います。ウールくんはその犠牲にどんどんいじめられてるけど…w

改めて振り返って考えてみると、それぞれの勢力の目的がいまいちよくわからない気がします。
各勢力の当初の目的は、
ゲイツツクヨミら所属のレジスタンスはオーマジオウの支配に抗い、過去に戻ってソウゴを倒しに来た。
ウォズは元レジスタンス隊長だったものの、何故かオーマジオウの軍門に降り今はソウゴを魔王にするために過去へ来ている。
タイムジャッカーはオーマジオウ以外の魔王を擁立するために過去へ来た。
しかし現段階の各自の動きは、
ゲイツツクヨミはソウゴが最低最悪の魔王にはならないと判断。和解し、共闘する道を選ぶ。
ウォズは逢魔の日が過ぎてジオウトリニティが新たな歴史の幕開けだと宣った。
スウォルツは子供の頃のソウゴに魔王になれと促したりウールの動向をウォズに漏らしたりと、どうも新魔王擁立の動きから逸れてきているように見える。
少なくともスウォルツだけが真の目的を隠していることは明白なので、残り20話弱はその真相に向かってジワジワと進んでいくんでしょうか。
ツクヨミの正体はまだ不明ですが、OPでタイムジャッカーと一緒に写っていたことからタイムジャッカー寄りの人間なのではという推理が放送開始当初から飛び交ってましたが、本当にその通りになりましたね。

ていうか、若干過去の話うろ覚えになってきたんだけどツクヨミっていつから記憶喪失ってことになってたんだっけ…?謎が多いキャラだ。